読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

朱鷺のミュージックダイアリー

楽曲制作にまつわるノウハウや雑記を綴っていくスタイル

富田勲先生追悼特別公演”ドクターコッペリウス”とシンゴジラを見て来た。

どうも連日更新中のtokiです。

 

ここ連日でシン・ゴジラドクター・コッペリウスを観てきました。

先日にシン・ゴジラを見てきましたので、まずはそちらの感想をば。

 

 

シン・ゴジラ

 

 

だいぶ遅くなってしまいましたがようやくシンゴジラを観てきました。

 

 

やはり見ないわけにはいかないでしょう。話題作でもあり伝統あるこの作品。印象に残っているのは忙しない展開なのに凄くわかりやすくテンポ感がいい。描かれている作中では登場人物があたふた、ドタバタしているのに作品をしてはあまりそういう忙しない感じはあまり感じず、飽きずに見られる心地のいいテンポ感だと感じました。

ゴジラが暴れて戦って、と言うド派手な戦闘シーンは控えめで、その対応に追われる人間模様がメインで描かれているのにも関わらず、全く飽きさせずにあそこまで引きこめるのは本当に素晴らしいの一言に尽きます。

しかし最初に描かれていた首相含め大臣、官僚があそこまで無能だったのは現代社会に対する皮肉を込めたアンチテーゼなのでしょうか?ただの会議のシーンなのに何度も笑える場面があったのは面白かったです(笑)

しかし矢口プランで集まったあのグループがかっこよすぎてもう…戦闘シーンとかも何もなく会議や日常風景だけであそこまで人物をかっこよく描くというのはびっくりしました。本当に一人ひとりが魅力あって引き込まれ、ヤシオリ作戦は危うく泣くところでした(笑)

まさかゴジラを観て泣きそうになるとは自分でも思ってませんでしたよ。

もう上映している劇場も少なくなってきて本数自体もかなり減っていますのでまだ見ていない方は是非お早めに。素晴らしい作品でした。

 

 

 

 

ドクター・コッペリウス

 

 

そして本日は富田勲先生の追悼特別公演”ドクターコッペリウス”を観てきました。

 

 

 

こちらはシンセイサイザーの第一人者である富田勲先生の生前最後の作品にして未完の傑作になります。

晩年の富田先生が舞台化を切望していた作品であり、なんと亡くなられるその1時間前まで鰻を食しながらこの作品の打ち合わせをしていたというではありませんか。(このパンフレットに書いてありました)

作品としては宇宙を舞台としたバレエ作品。スペース・バレエ・シンフォニーだそうです。恐ろしい事にイーハトーヴ交響曲では生のフルオーケストラの演奏に合わせて3Dで投影された初音ミクが踊る、というこれまたとんでもない舞台をやってのけた先生だが、今回のドクターコッペリウスは生のフルオーケストラ演奏に合わせて3Dの初音ミクが踊るのは勿論の事、そこにミクと共に踊る本物のバレリーナの登場である。

この2次元と3次元の境界をぶち壊した演目、これを成し遂げた巨匠が齢84になられた大先生である事に興奮を隠せない。

そんな富田先生が描いた壮大な世界は重力のしがらみに抗い、乗り越えようとする人間の情熱を描かれています。なんとも近代的であり、未来を見据えた壮大なスペースファンタジーでありながらも、等身大の人間をありのまま描いたヒューマンドラマともいえるのではないだろうか。

2015年9月の国際交流基金賞を受賞した際のスピーチで富田先生は次のようにおっしゃられている。

これからは宇宙時代。何億年前には海にしかいなかった生き物が生存不可能と思われる陸を目指したように、人類は今や宇宙を目指そうとしています。大変な困難を克服しなければなりません。しかしこれは、生き物にとって受け継がれてきた悠久のロマンではないでしょうか。それには地球全体の国々の心はひとつにならなくてはならないでしょう。

 

先生は時代と言うものを真っ直ぐに捉え、未来を見据えていました。そしてこの生物が数億年前に陸に上がった時の様な革命的な物を感じ、全人類がこれによって一致団結し平和を築き、生物として次のステップへと進化する事を切に願っている様に感じるのは気のせいでしょうか。

話が飛躍してしまいましたが本当に素晴らしいスペースファンタジー、いや素晴らしい作品でした。この壮大なテーマを様々なアプローチによって表現したこの作品にジャンルと言うものは無粋でしょう。

本当に素晴らしい公演でした。最後には演者の紹介と共に、富田先生の遺影を持って御覧になっていた御家族の方の紹介もありました。そしてステージスクリーンに大きく写された冨田先生と、いつまでも響く大きな拍手で終演となりました。

 

そして来年2017年4月に追加公演が決定しているそうです。今回は予備知識不足で正直理解出来ない部分が多かったため、これはしっかりと勉強をして再度追加公演を見に行くのも一興という感じですね。個人的はすでにもう一度見に行く方へ傾いております。

こちらも追加公演が決定しているため今回見れなかった、興味はあったんだけど観なかったという方は是非追加公演を御覧になってみてはいかがでしょうか?本当に素晴らしい作品でした。

自分のソロプロジェクトも、もっとこういう壮大な方向性でもやってみたいなと完全に影響を受けております(笑)

 

ではでは、今日はこの辺で~