漫画レビュー ”ニセコイ”
はいどうも、ついにニセコイが25巻にて完結しましたね。
連載当時からずっと読んでいたので少しレビュー的な事を書こうと思います。前回の二の舞にならないようにしっかり書きます(笑)
ニセコイについて
この漫画は週刊少年ジャンプに連載していた所謂学園物のラブコメです。
典型的なよくわからないけど主人公に好意を寄せる女の子がたくさん出てくるハーレム物ですね。
主人公には既に片思いの好きな子がいて、しかしある日突然転校してきた転校生の親と主人公の親がワケアリでその転校生と恋人のふりをして生活をしないといけない。そんなドタバタラブコメです。2回アニメ化もされてジャンプ的にも一時期は看板漫画になっていたといっても過言ではないでしょう。
ただ一点ちょっと変わった要素がありまして、昔の記憶、主人公は小さい時にどこかですごく仲の良かった女の子と結婚の約束をした、という記憶を引きずっています。
この記憶がこの物語の一番重要なところなのですが、この子が誰だったのかという部分が深く関わってきます。
何故こんなジャンプ連載のラブコメを読んでいたのか
まぁそんな風に思われる方もいるでしょう。
偏に私はこの作者、古味直志先生の作品が好きだったからです。
最初に読んだのはダブルアーツという漫画でした。世界観、設定も面白くこれから物語が進んでいくぞ、というところでまさかの打ち切り。
有名掲示板のにちゃんねるの続きが見たい漫画スレではほぼ必ずと言っていいほど名前が出てくる漫画です。
短編作品のislandもすごく世界観や設定、構成が魅力的で引き込まれました。
そんなこんなでしばらく名前を見なくなりある日ジャンプでラブコメ新連載が始まりました。ラブコメとかいらないから面白い漫画をーとか思って一応見てみたら見覚えのある絵が…あれ?と思って調べたら古味直志先生だったので購読決定なのでした。
実際読んでいて
典型的なラブコメだったので感動する様な場面とかはそんなないですし、主人公の心の動きや人間性に焦点を当てているわけでもないのでそういう部分を期待している人にはおすすめ出来ないでしょう。
じゃぁどういう人におすすめ?
…頭を空っぽにしてドタバタラブコメを読みたい人?
過去の記憶のパートとかもあるので普通のラブコメよりは少しファンタジー要素等が入ってきて面白いと思います。
正直途中から中だるみをして私自身も惰性で読んでいた感は否めないので何とも言えません。(笑)
でも終わり方はまぁこんなものでしょう、という感じでした。ぶっ飛ばしもせずに無難に締めくくったな。あんまり変な終わり方しなくて安心はしました(笑)
個人的にはダブルアーツを…最後まで書いて欲しいのです…
これを書く上でウィキを調べてみたのですがダブルアーツは小学生の頃から連載用に構想を温めていた力作だったようですね。
小学生からあの世界を作れることに脱帽です。そして残念で仕方ないです。
今の時代ならクラウドファンディングとかで続きを読みたい人から融資を募って作品を作れそうですけどね。そんなクラファンを始めてくれるのでしたらお金突っ込ませていただきますよ(笑)
芸術家、クリエイターはクラウドファンディングを積極的に使ってファンに融資してもらって作品を作るような時代になってきたんですかね。
漫画はまだまだ需要ありそうですけど音楽はもう価値がなくなってしまいましたからね。そういう部分もこれを書いていてふと思ったので今後の自分にも生かせればと思いました。
ではこの辺で。