映画”聲の形”を見てきました【ネタバレ注意】
はい、連日映画を見れて幸せなtokiです。
今日は聲の形を見てきました。
こちらの作品は漫画原作で一時期すごく話題作になっていたのでアニメ化するだろうなとは思っていましたが劇場版でやってくれたのは嬉しかったです。
「このマンガがすごい!2015 オトコ編第1位」受賞
「第19回 手塚治虫文化賞」新生賞受賞
当然私も原作は最初から買って読んでいました。
素晴らしい作品にはかわりないのですがあまり気持ちのいい内容ではないので映画ではどういう風になるのだろうと少し不安はありました。
制作は京都アニメーション。アニメ好きなら知らない人はいないほどの老舗だ。
私のイメージでは京アニといえば「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」らへんだがこの作品は「けいおん!」で監督デビューしその後も「たまこラブストーリー」などを手がけている山田尚子監督が手がけている。
耳の聞こえない少女といじめっ子の主人公
この作品は小学生時代から話が始まります。
ヒロインは耳の聞こえない少女「西宮硝子」、耳が聞こえない故話すこともできない。
そんな転校生をなんか変な奴、程度の認識だった主人公「石田将也」。そしてひょんなことからいじめに変わって行き周りも巻き込んで行く。それを無視する教師。
そしてそのいじめが原因で大事へ、そして担任がここに来て主人公をいじめの主犯だと吊るし上げる。そして仲間、他にもいじめていた奴から裏切られ一瞬で孤立して独りいじめられる側へと転落していく主人公。
時は経ちそれぞれ高校生へ
小学生の時のいじめ(いじめる側もいじめられる側も)の経験から人の顔を見る事が出来なくなった主人公。母がヒロインの家族に払った慰謝料をバイトで稼ぎ出し全額返済をして自殺する事に。
しかし当然勘付かれて止められ結局死にきれず。
そしてなんとなく昔の事思い出したようにヒロイン西宮硝子に出会う。
昔いじめてた自分が会っていいのだろうか、許してもらえるのだろうか、そもそも会ってどうするのだろうか…様々な葛藤を抱きながらも出会い、止まっていた二人の時がまた動き出す。
この作品は確か最初に読み切りで掲載されたものだった。その読み切りへの反響がすごく大きく連載された漫画だ。
実際小学生が耳の聞こえない障がい者をいじめるところから始まるのだから、悪い意味で目立つだろう。当然いい意味での反響が大きかったから連載されたのだろうが。
障がい者の問題とはものすごくデリケートな問題だ。
でも昔から思う事がある。障がい者は体のどこかに障害があり不自由なところがある。だから助けてあげる、優先する、特別視する。
わりとみんな当たり前にやっている事だが正直私は違和感を覚える。
困っている人がいたら助けるのは普通の事。別に「障がい者」だから助けるのではなく「困っている人」だから助けるのだ。
結果は同じでもこの意識の差は大きいと思う。あんまり特別視しすぎるのも差別の一種だと思う。何も変わらない同じ人間なのだから。
最近は本当にいい作品に触れられて喜びを感じます。
こうして素晴らしい作品に触れる時間を作れるようになったのも私にとってはかなり大きい。久々にこうして定期的に映画を見てまた沢山の映画を見たくなってくる。
ここ最近は元々好きだった作品の映画だったから今度は最近話題の映画でも見に行ってみようかなーなどと思うのであった。
おしまい